google-site-verification: google29e9fe9537bcd1c0.html 高野山⇔四国、往還の記: 遍路における移動手段

2012-10-13

遍路における移動手段

 「四国八十八ヶ所の寺をどういった“方法”で巡るか」──、大別すれば「歩く』か何の『乗り物』を使うか」で、遍路にかかる「日数」「費用」「過酷さ」も、大いに変わってくる。

 ここでは簡単に、「遍路における様々な移動手段」として、そのいくつかを紹介しておきます。

自動車車遍路
 自宅から四国まで乗ってきた「自家用車」、あるいは四国入りして借りた「レンタカーを利用して札所間を移動する遍路方法。計画段階から宿の手配まで、自力で行う。

バスバス遍路
 主に「寺院主催」(僧侶が同行)と、誰もが参加可能な「旅行会社主催」のものの二つに大別される、バスを利用した遍路方法。日程の計画から日々の食事に宿の手配など、ほぼ全てはバス運行会社に任せるため、細かな点に頭を悩ますことがない。

タクシータクシー遍路
 ⇒札所間の移動でタクシーを利用する遍路。タクシー会社(あるいは個人タクシー)との契約で自宅からの送迎も可能となり、同乗者の人数により「小型」「中型」「ジャンボタクシー」へと切り替わる。


自転車自転車遍路
 札所間の移動を自転車で行う遍路方法。90年代の終わり頃より爆発的に増えた遍路方法で、「自転車の機能レベル」や「運転者の体力レベル」で、所要日数は大いに異なる模様。

オートバイバイク遍路
 札所間の移動をバイクで行う遍路方法。以前はそれほど数も多くはなかったが、近年の「携帯電話のナビ機能」の発達により、徐々にその勢力を伸ばしつつある模様。当然のことながら、「バイクの排気量」次第で移動速度が大いに異なる。

公共交通機関&徒歩乗り物遍路
 札所間の移動を公共交通機関であるバスや電車で行う遍路方法。 山間部の札所では「ケーブルカー」を用い、近くに駅やバス停が存在しない札所では「徒歩」、場合によっては「タクシー」を利用することも。

徒歩歩き遍路
 札所間の移動を徒歩で行う昔ながらの遍路方法全ての移動手段で最も過酷。遍路にかかる日数の長さと費用の高さから、最近では自転車遍路に人気のお株を奪われるカタチに。実際のところ“完全徒歩”で結願する遍路は少なく、様々な事情により乗り物を利用することがあるようです。

 四国遍路において、どういった移動手段を選択するかは、個人の「体力」と「財力」次第
 以降に続く、「遍路にかかる日数」や「遍路にかかる費用」に関するエントリを参考に、各人が移動手段を選べば良いでしょう。


【本日の写真】
当ブログでは、遍路に関係のある画像全く関係のないネットからの拾い物画像などを、適宜掲載(画像はクリックすると拡大されるものが多いです)。

 画像は愛媛県の65番札所近くの「三島川之江インターチェンジ」における1枚。
 最近ではワタクシ自身“通し打ち”で四国遍路を行うことはなくなったが、時間を見つけては交通機関をウマく利用するというカタチでの、遍路を続行中。

 この日は私用で訪れたJR高知駅近くから正午過ぎに高速バス(乗車地は「はりまや橋」)に乗り、愛媛県内へ。その後に数ヶ所の札所を参拝してから、慌しく次の目的地にまで移動。
 移動手段を問わず、遍路を一度経験すると四国の周辺地理や交通機関の把握は容易に。結果、短時間でも効率よく札所巡りができるようになるというワケです。

 基本、公共交通機関を利用しての移動では「列車」を利用する場合が多いのですが、意外に運賃が高く本数も少ないもの。そんな時にルート次第では、四国4県を結ぶ「高速バス」という“飛び道具”を使ってしまえば、時間も経費も節約できる場合がございますよ。

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